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日本のインターネットユーザの約3分の1は 安全性が確保されていない無料Wi-Fiを利用

作成者: Avast PR|11月 15, 2018

VPN(Virtual Private Network)製品、HideMyAss!(以下HMA!)を提供するセキュリティソフトのベンダー、Avastは本日、日本のインターネットユーザ4,263人を対象に行った調査結果を発表しました。本調査によると、日本のインターネットユーザの約3分の1(29.3%)はコーヒーショップなどの公共エリアで安全性の確保されていない無料のWi-Fiホットスポットに接続しています。無料Wi-Fiユーザの大半(86.8%)は、アクセス時にパスワードを要求されないネットワークへの接続にはセキュリティリスクがあることを認識しているにも関わらず接続しており、約半数(47.5%)のユーザはこうした無料Wi-Fiを好んで接続していることが判明しました。

オープンなWi-FiネットワークにiPhoneやAndroidデバイス、Mac、PCで接続すると、パスワード、メール、訪問先サイト、検索履歴、転送した写真・動画・コメントなどの閲覧データが、同じネットワークに接続する第三者からも見える状態になってしまいます。ユーザのオンラインでの活動をのぞき見できるWi-Fiトラフィックを監視するスパイウェアツールは、インターネット上で低価格または無償で提供されており、わずかな技術的ノウハウがあれば誰でも簡単に利用できます。このようなのぞき見への対策として、iPhoneやAndroidデバイス、ならびにノートPCユーザは個人向けのVPNを活用してセキュアに暗号化された接続を利用することにより、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)や政府機関を含む企業や団体に転送データを見えなくすることができます。しかしながら、無料Wi-Fiに接続する日本人のうち、VPNで接続を保護している人の割合はわずか5.9%に留まります。4分の1以上(28.3%)はVPNが何かを理解しておらず、約3分の1(32.5%)はVPNの利用目的を知らないと答えています。

ログイン情報の不正アクセスに対する恐怖

不審者にアクセスされた際に最も懸念される情報として、過半数の人(54.0%)はアカウントのパスワードなどのログイン情報をあげました。インターネットユーザの約4分の1(22.5%)は銀行など金融機関の情報への不正アクセスが最も不安であると回答しました。その他6.9%がウェブサイトの閲覧履歴、5.9%が写真や動画へのアクセスを最も心配していました。ビジネスメールに対する第三者のアクセスを最も警戒していると回答した人はわずか1.2%でした。

ISPに対する不信感と、過去のパートナーより現在の配偶者によるアクセスを心配
この他、ユーザの37.8%が閲覧情報をISPに見られることを懸念しており、11.2%が政府の諜報機関や警察による閲覧情報へのアクセスを心配していることが明らかになりました。さらに、詳細なログイン情報やプライベートな写真、チャットの履歴、個人メールなどについては、6.1%が過去のパートナーや現在の配偶者、4.2%が近隣住民によるのぞき見を懸念しています。

AvastのHMA!担当シニアプロダクトマネジャーのジョナサン・ルモニエ(Jonathan Lemonnier)は、次のように述べています。「サイバー犯罪者は、既存の公共Wi-Fiへの接続で送信されるトラフィックをスキャンしたり、偽の無料Wi-Fiホットスポットを作成し、一般ユーザに利用されそうな名前をつけることもできます。iPhoneをはじめ、多くのスマートフォンは過去に接続したネットワークと同じ名前のWi-Fiネットワークに自動的に再接続します。そのため、デバイスを欺き、ハッカーが制御する偽のネットワークに接続させることが可能です。公共WiFiに接続する場合は、常にVPNを利用すべきです。」

HMA!は、セキュアな暗号化接続によってプロキシサーバーへのトラフィックをトンネル化することで、公共スペースをはじめ、家庭やオフィスの公共Wi-Fiを対象に、ユーザの閲覧データとプライバシーを保護します。ワンクリックで簡単に接続を暗号化することで、個人情報を保護し、デバイスに保存されたファイルを含む機密情報へのアクセスによるプライバシー侵害を阻止できます。位置情報の匿名化や仮想的な変更にも対応しています。

HideMyAss!の詳細ならびに購入については、https://www.hidemyass.com/ja-jp/indexをご参照ください。

(以上)

HideMyAss!について

HideMyAss!(HMA!)は、世界中の人々がインターネットを安全かつセキュアに楽しめるようにサポートしており、私たちが自ら個人情報を共有する方法や時期を選べるという基本的権利を保護しています。HideMyAss!は、世界190カ国以上・280カ所以上に890以上のサーバーを有しており、ロンドンに本社を、英国とセルビアに営業所を置くグローバル企業です。

HideMyAss!は、インターネットの中立性を支持しており、検閲禁止活動にも取り組んでいます。すべての人々は、自由につながり、オンライン情報へのオープンアクセス権を持つべきであると信じています。