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プレス リリース

アバスト、安全に在宅勤務を行うためのセキュリティ上のヒントを公開

アバストが行った調査によると、日本の会社員の3人に1人が、在宅勤務に必要な技術的サポートを会社から受けていないと回答

アバストが行った調査によると、日本の会社員の3人に1人が、在宅勤務に必要な技術的サポートを会社から受けていないと回答


現在、全世界のあらゆる企業が従業員を新型コロナウイルスから守るため、在宅勤務を推奨、実施しています。デジタルセキュリティ製品のグローバルリーダーであるアバストは本日、安全に在宅勤務を行うためのヒントを公開しました。

アバストの最高情報セキュリティ責任者(CISO)であるジャヤ・バルー(Jaya Baloo)は、在宅勤務の実施により新型コロナウイルスから心身を保護するとともに、オンライン上の脅威からデバイスを守るためのヒントを以下の通り紹介しています。

1. 企業が行うべきセキュリティ対策
アバストが行った調査*1によると、日本の会社員の約3人に1人(31%)が、公共の場や自宅で仕事をするために必要な技術的サポートや情報を、会社から得られていないと回答しており、特にセキュリティが懸念されています。在宅勤務の実施を検討中の企業は、安全にリモートワークを行うために従業員に必要なサポートを提供する必要があります。詳細は以下の通りです。

    • 技術的対応
      • 事前に承認されたパソコンとスマートフォンでメール、会社のツールや資料にアクセスできるようにしましょう。これらのデバイスには法人向けセキュリティソリューションをインストールし、IT部門が管理しましょう。
      • 従業員の通信環境を保護するためにVPNを提供しましょう
      • 従業員のアカウントを保護するため可能な限り2要素認証を導入しましょう
      • 従業員には企業ネットワーク全体へのアクセスを許可するのではなく、業務上必要なサービスにのみ接続できるよう、アクセス制限をかけましょう
    • 運用的対応
      • 従業員の電話番号をリスト化し、従業員にIT関連の問題が発生した場合にIT部門または責任者から連絡を取れるようにしましょう
      • 特別な状況下では、会社支給でないハードウェア、ソフトウェアおよびサービスでも同僚との連絡や資料共有ができるよう従業員に情報を共有しましょう
      • プリンターなどの個人所有デバイスの使用に関する在宅勤務期間中の基本ルールを定めましょう

2. 従業員が自身で実行すべきセキュリティ対策
従業員はルーターに基本的な対策を行うことで、ホームネットワークのセキュリティを強化し、在宅勤務を安全に行うことができます。まず、ルーターの管理画面にログインし、デバイスのログイン情報を変更、Wi-Fiパスワードを一意かつ強力なパスワードに変更しましょう。理想的なパスワードは16文字以上の長いパスフレーズで、覚えやすいものです。アバストの調査*2によると、日本人の41%は、ルーターの設定を確認および変更ができるweb管理画面があることを認識していません。また、ルーターの設定内でポート転送とUPnP(Universal Plug and Play:ユニバーサル プラグ アンド プレイ)が有効になっていないか確認してください。意図的に使用している場合を除き、この機能は無効にしましょう。

また、アバスト アンチウィルスのすべてのバージョンに含まれているアバストWi-Fi インスペクターを使用し、どのデバイスがネットワークに接続されていて、リスクにさらされているか確認できます。ネットワークは、最も脆弱なデバイスと同等のセキュリティリスクにさらされています。ホームネットワークに接続されているデバイスが1つでも脆弱な場合、そのデバイスがサイバー犯罪者のゲートウェイとなる可能性があるため、すべてのデバイスの安全を確認することが重要です。Wi-Fi インスペクターはネットワーク上のポートをスキャンし、パスワードが設定されていない、またはデフォルトのままのパスワード、もしくは脆弱なパスワードを持つデバイスを確認し、ユーザーに警告します。Miraiボットネットなど、過去にマルウェアとして使用されたIoTデバイスのパスワードもチェックすることができます。

在宅勤務期間中は、新型コロナウイルスに関するフィッシングメールなど、スピアフィッシングメールにも注意を払う必要があります。これらのメールは、社内から送信されているように見せかけて、添付ファイルやリンク、または何かしらの要求などを含んでいます。添付ファイルやリンクを開いたり、要求に応えたりする前に、送信元のメールアドレスを確認し、別のコミュニケーションツールで送信者に連絡し、メッセージが実際に送信されたかを確認しましょう。

 

*1 2019年第1四半期に正社員として働く日本のアバストユーザー528人を対象に行ったオンライン調査

*2 2018年第3四半期に日本のアバストユーザー1,032人を対象に行ったオンライン調査