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プレス リリース

アバスト調査:20代女性の約4割が 「2人での食事中にスマホを使う」と回答

日本人のほぼ半数に「いい夫婦」の関係を壊しかねないスマホ習慣

日本人のほぼ半数に「いい夫婦」の関係を壊しかねないスマホ習慣


セキュリティソフトのグローバルリーダーであるアバストは本日、日本国内の20~69歳のインターネット利用者1,000人を対象に行ったインターネットリテラシーに関する調査結果「アバスト デジタルリテラシー調査:カップル・フレンド版」を発表しました。調査によると、日本人の20代女性の約4割が、「2人での食事中にスマホを使う」習慣があることが分かりました。それに対し、同じ回答をした20代男性は2割にとどまり、男女差が大きい結果となりました。

スマホを使用する場面について調査をしたところ、「一人での食事中」が72.0%と最も高く、次に「電車やバスの中」が70.6%、「家族や友人との会話中」が44.5%と3番目に高い結果となり、スマホへの依存傾向が夫婦間などにおける人間関係に支障をきたす可能性を示唆しています。

ネットへの依存傾向に男女差

ネットへの依存傾向には、男女差も見られました。スマホが利用できない状態にどれほど長く耐えられるか尋ねたところ、男性の限界値として最も多かったのが「1~3時間未満」(15.2%)だったのに対し、女性で最も多かったのは「5分未満」(17.8%)でした。女性の中にも世代差があることも分かっており、「5分未満」と回答した女性の中で20代は15.3%、30代は18.0%、40代は16.2%、50代は21.1%、そして60代は21.4%でした。50代・60代女性の5分の1が、5分間インターネットにアクセスできないと不安になったり、イライラしたりすることが判明しています。

これらの結果から、女性の方が、ネットが遮断されている環境に耐えられる時間が短く、ネットへの依存傾向があると考えられます。中でも50代・60代の女性は、ネット依存傾向が高いことが示されています。ただ、男性も例外ではありません。30代男性の約3割が、ネットが原因で仕事や人間関係に悪影響が生じた経験があると回答しています。

夫婦関係とスマホ

このように、スマホやインターネットは便利な反面、人間関係に悪影響を及ぼす場合もあります。今回の調査では、「家族や友人ではない間柄の人との会話中にスマホを使う」と回答した人が18.5%だったのに対し、「家族や友人との会話中にスマホを使う」と回答した人は44.5%で、一緒にいる相手との間柄が親しいと、会話中にスマホを利用する傾向が高いことも分かっています。もちろん、会話中にスマホを使うのは、気の許せる相手といるからこその行為といえるでしょう。しかし、会話よりもスマホを優先してしまうと、知らない間に関係が悪くなるリスクもあります。

アバスト日本法人代表の藤本善樹は次のように述べています。「スマホ・ネットによって、親密な相手と場所を問わず繋がれるようになった一方、使う状況を充分に鑑みないと、反対に大切な人との関係に支障をきたしてしまう可能性もあります。パートナーとの良好な関係を続けるためにも、お互いにスマホの習慣を見直してみることも、良いかもしれません。食事の際は電源を切る、機内モードをオンにする、または通知をオフにすることによって、スマホが気になる気持ちを抑えることができます。また、スクリーンをモノクロに設定すると、視覚的な魅力が減り、1日に画面を見てしまう回数が減ると言われています。明日は11月22日、『いい夫婦』の日です。スマホとの関係について考えていただく良い機会になればと思っています」

「アバスト デジタルリテラシー調査:カップル・フレンド版」について

本調査は、アバストが楽天インサイトに委託し実施したもので、日本国内の20~69歳のインターネット利用者1,000人を対象に、2019年5月にインターネットによるアンケート調査として実施されました。

(以上)