*本リリースは米国東部夏時間 2021年8月10日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちらをご参照ください。
消費者向けサイバーセーフティのグローバルリーダーであるノートンライフロックと、デジタルセキュリティおよびプライバシー製品のグローバルリーダーであるアバストは、アバストの発行済みおよび発行予定の普通株式資本の全てに対してノートンライフロックが推奨する形で、両社の合併条件に合意したことを発表しました。
本合併の条件の下、アバストの株主は、現金とノートンライフロックの新規発行株式を組み合わせて受け取る権利があり、代替の対価を選択することも可能です。オファー期間が始まる前のノートンライフロック株式最終取引日である2021年7月13日時点の終値である27.20米ドルに基づき、合併はアバストの発行済みおよび発行予定の全普通株式資本を、アバストの株主の選択に応じて、約81億米ドルから86億米ドルの間で評価します。
ノートンライフロックとアバストの取締役会は、本合併には戦略的かつ財務的根拠があり、両社の確立されたブランド、技術、イノベーションを活用して、消費者や株主をはじめとしたステークホルダーに大きな利益をもたらし、業界を牽引する消費者向けサイバーセーフティ事業を新たに立ち上げる機会であると考えています。
ノートンライフロックのCEO(最高経営責任者)であるヴィンセント・ピレット(Vincent Pilette)は次のように述べています。「この度の合併は、消費者向けサイバーセーフティにとって大きな前進であり、人々を保護し、安全なデジタルライフを提供するという当社のビジョンの達成に近づくものです。アバストとの合併により、5億人を超えるユーザーに当社のより強化されたサイバーセーフティプラットフォームを提供することが可能になります。引き続き、サイバーセーフティを変革するためのイノベーションを加速させていく所存です。」
アバストのCEOであるオンドレイ・ヴルチェク(Ondřej Vlček)は次のように述べています。「世界的にサイバー脅威が増加しているにもかかわらず、サイバーセーフティの普及があまり進んでいない現状を鑑み、当社はノートンライフロックとともに、世界中の消費者に包括的サイバー保護を提供するという共通のビジョンの実現に向けて前進します。私たちのチームは、優れたインサイトへのアクセスを得ることで、ソリューションやサービスの刷新やより優れた製品開発が可能となります。両社の確立されたブランド、地理的な多様性、より大きなグローバルユーザーベースを通じて、統合後は世界的な成長の機会を得ることができます。」
戦略的・財務的メリット
また本合併は、規模の拡大、長期的な成長、再投資を伴うコストシナジー、および弾力性のあるバランスシートに支えられた強力なキャッシュフローの創出を通じて、合併後の会社の財務を強化し、合併完了後1年間で2桁台のEPS(1株当たり利益)の増加、および長期的に2桁台の収益成長をもたらすことが期待されます。
組織と経営
本合併の完了後、ノートンライフロックのCEOであるヴィンセント・ピレットと、CFOであるナタリー・デルセ(Natalie Derse)はそれぞれの役職に留任します。アバストのCEOであるオンドレイ・ヴルチェクは、Presidentとしてノートンライフロックに加わり、ノートンライフロックの取締役会にも参画予定です。また、アバストの共同設立者で取締役であるパベル・バウディス(Pavel Baudiš)は、社外取締役としてノートンライフロックの取締役会に参画予定です。
合併の完了後、合併会社はチェコ共和国プラハと米国アリゾナ州テンペにぞれぞれ本社を置きます。合併後はNASDAQ上場企業となります。
合併の詳細
提案されている合併条件についてはこちら(英語)をご覧ください。
アドバイザー
ノートンライフロックの財務アドバイザーはEvercore、法律顧問はKirkland & Ellis LLP and Macfarlanes LLPが務めています。アバストの財務アドバイザーはUBS and J.P. Morgan Cazenove、法律顧問はWhite & Case LLPが務めています。
ノートンライフロックについて
ノートンライフロック社(NASDAQ: NLOK (日本法人(株)ノートンライフロック )は、消費者向けサイバーセーフティのグローバルリーダーです。人々がデジタルライフを安全に暮らせるように守り、後押しします。複雑に繋がる世界において、私たちは消費者の信頼できる味方です。 私たちがサイバーセーフティをどのように変革しているかについて詳しくは、www.NortonLifeLock.comをご覧ください。