デジタルセキュリティおよびプライバシー製品のグローバルリーダーであるアバストは本日、日本国内の20〜69歳のインターネット利用者1,000人を対象に行った「コロナ禍のインターネット利用に関する調査:恋愛版」を発表しました。調査によると、未婚者の3人に1人以上(35.6%)が恋愛相手との出会い方について、マッチングアプリ、SNS、オンライン婚活、オンライン合コンなどのインターネットを通した出会いと、知り合いを通じてなどオフラインの出会いのどちらでも良いと考えていることがわかりました。一方、オンラインで出会いを求めた際、詐欺や不正行為に遭遇した、または詐欺師と思われる人から連絡が来た経験がある人が3割以上(35.6%)いることが判明しました。
恋愛対象との出会いはオンライン・オフラインどちらでも良いと回答した人は、どちらかで出会いたいという回答を上回っており、オフラインで出会いたいと回答している人は男女共に4人に1人以下(男性:24.3%、女性:23.9%)にとどまりました。出会いはオンライン・オフラインのどちらでも良いと回答した人は、女性(29.3%)より男性(40.8%)のほうが多いことが判明しました。年代別に見ると、「どちらでも良い」と回答した男性は30代(45.1%)、女性は40代(42.1%)で最も多い傾向にあります。
また、コロナ禍、恋愛対象を探したことがある人の過半数(70.2%)が、オンラインで出会いを求めた経験があることがわかりました。特に若い世代のほうがオンラインで恋愛対象を探す傾向にあり、20代の8割(80.3%)、30代の6割(60.7%)がコロナ禍、マッチングサービス・アプリに登録したと回答しています。
さらに、オンラインで出会いを求めた人の35.6%が詐欺や不正行為に遭った、または詐欺師と思われる人から連絡が来た経験があることがわかりました。遭遇した詐欺や不正行為の内容として、「金銭詐欺」が最も多く、その次に「話している人が思っていた人ではなかった」「ロマンス詐欺」が挙げられました。男女別に見ると、男性(43.1%)のほうが女性(25%)より詐欺や不正行為に遭ったか、詐欺師と思われる人から連絡が来たという回答が多い結果となりました。
今回の調査について、アバスト ソフトウェア ジャパン 社長である藤本善樹は次のように述べています。「新型コロナウイルスの感染拡大も影響し、インターネットを通して恋愛相手を探すことが一般的になってきています。今回の調査では、未婚者の4人に1人(24.4%)がコロナ終息後もオンラインとオフラインの別にこだわらず出会いを探したいと回答していることが分かり、今後もこの傾向は続くことが予想されます。インターネット上で恋愛対象を探せることは、テクノロジーが人々の生活を豊かにしていっていることの証拠でもありますが、オンラインでの詐欺やデータの悪用には注意しなければいけません。マッチングアプリの本人確認については、提供する業者によって厳密さのバラつきがあり、犯罪に悪用されやすいものも見受けられるようです。犯罪者は、さまざまな方法で連絡先などの個人情報の取得を試みて、フィッシングサイトに誘導したり、恐喝や詐欺を仕掛けて金品を詐取しようとしてきます。バレンタインデーに向けてマッチングアプリを使用している方は、くれぐれもこのような危険に注意しましょう。」
アバストでは、マッチングアプリソムリエの伊藤早紀氏による、安全にマッチングアプリを利用するためのアドバイスをアバストの公式ブログにてご紹介しています。是非ご覧ください:
https://blog.avast.com/jp/online-dating-survey