Avast Antivirus Nitroアップデートのシステム負担は Windows Defenderの2分の1に
セキュリティソフトのベンダーであるAvast Softwareは本日、同社の主力アンチウイルス製品の最新アップデート版を発表しました。この「Avast Antivirus Nitroアップデート (以下:Avast Nitroアップデート)」は、脅威の特定・分析にクラウドを活用するとともに、新たな脅威対策技術を搭載した軽量・高速なソリューションです。このAvast Nitroアップデートは、より軽量で、処理速度・起動時間・ダウンロード時間を高速化することでシステム性能の向上を実現し、終わることのないセキュリティの脅威・攻撃から最先端の保護を実現できるように設計されています。Avast Nitroアップデートには、Webサイトのブラウジング・セッションを独立させることで、標準的なブラウザと比べて大幅に安全かつプライベートな環境でのWeb閲覧を実現するAvastのSafeZoneブラウザが含まれています。
オーストリアの独立系評価機関のAV-Comparativesによる独自調査の結果、Windows 10 PCの初期設定で使用されるWindows Defenderと比べて、Avast Nitroアップデートはより高速なPC処理を実現できることが判明しています*。調査によると、Avastのシステムへの負担はWindows Defenderの2分の1となりました。Avast Nitroアップデートは、バックグラウンドで行われるセキュリティ分析の一部をクラウドに委ねる形で脅威の特定・分析を行うことで、ユーザの各コンピュータのシステム処理能力を解放します。その結果、解放された処理能力を活用することで、作業をより迅速に行うことが可能で、オンラインの中断もなく、システム全体への負担も最小限に抑えられます。
*: 詳細はAvastのブログポストをご参照ください(英文)。
Avast Nitroアップデートは、新技術であるCyberCapture技術によって脅威の検出・分析機能を向上させています。昨今のサイバー攻撃は、サイバー犯罪者に高収益のビジネスをもたらしています。セキュリティ環境も急速に変化しており、脅威の高度化が進んでいます。そのため、一般消費者を保護するためには、全く未知の脅威をリアルタイムで特定し、対応する能力が不可欠です。CyberCaptureはクラウド上で実行されるため、ユーザは未知のセキュリティ脅威に対するゼロ秒脅威検出機能を活用できます。CyberCaptureの場合、最新の定義アップデートに依存するのではなく、未知のファイルを安全な環境下に隔離し、Avastの脅威研究ラボであるAvast Threat Labとの双方向通信チャネルを自動的に確立して速やかに分析を行うことで、新たな脅威に対して、最前線の防衛ラインを確立します。
ファイルの分析が完了すると、Avastのチームはユーザとコミュニケーションを取り、ファイルが「安全」か「危険」かに関する最新情報を提供します。Avast Threat Lab内のAvastのセキュリティ専門家と直接的につながることは、ユーザにとってメリットであり、こうした仕組みによって新たな脅威への応答時間が短縮され、エコシステム全体のセキュリティも向上します。
Avastの最高経営責任者であるヴィンス・ステックラー(Vince Steckler)は、次のように述べています。「新たな脅威を掌握し、可能な限り最善の保護をユーザにお届けすることは、Avastにとって変わることのない最優先事項であり、Avast製品がユーザのシステム内でシームレスに動作することは当社の願いでもあります。当社は、PCの処理速度を遅くするようなアンチウイルスは誰も望んでいないことを理解しています。今後も、当社の主力製品であるAvast Antivirusの今回のアップデートと同様に、これまで培ってきた強力な保護機能を備えつつも、システムへの負担を最小限に抑え、PC処理の高速化に寄与するツールをお届けしていきます。」
これまでユーザから好評を得てきた保護機能以外にも、Avast Nitroアップデートには以下の追加機能が搭載されています。
Avast Antivirus NitroアップデートはすべてのAvastユーザが利用可能で、https://www.avast.co.jp/ から無償でダウンロードすることができます。