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プレス リリース

アバスト、2021年に日本で最も拡散されたマルウェアのランキングを発表

デスクトップでは「トロイの木馬」、Androidでは「バンキングマルウェア」が首位

デスクトップでは「トロイの木馬」、Androidでは「バンキングマルウェア」が首位


デジタルセキュリティおよびプライバシー製品のグローバルリーダーであるアバストは本日、2021年に日本で最も拡散されたマルウェアのランキング*を発表しました。調査によると、デスクトップを標的とした脅威では「トロイの木馬」(38%)が、Androidデバイスではオンラインバンキングを狙った「バンキングマルウェア」(41%)が最も多い結果となりました。

デスクトップを狙った脅威では、トロイの木馬に加え、不要な広告を表示し、情報を盗み出すアドウェア(14%)や、詐欺(12%)も目立ちました。また、ファイルに悪質なコードをコピーし、ファイルを破損したり、システム内でさらに拡散させるインフェクターや、ワームも確認されています。


日本で2021年に最も拡散されたデスクトップマルウェア

Androidでは、バンキングマルウェアに次いで、異なるマルウェアをデバイスにダウンロードするドロッパー(30%)や、アドウェア(11%)が広がったことがわかりました。また、トロイの木馬、スパイウェア、ランサムウェアも多く確認されています。

日本で2021年に最も拡散されたAndroidマルウェア

世界全体でも、2021年デスクトップユーザーが最も多く遭遇したマルウェアはトロイの木馬(28.9%)で、インフェクター(17%)とアドウェア(13%)も続いて見られました。Androidでは、アドウェア(50%)、トロイの木馬(26%)、ドロッパー(11%)が最も拡散されており、検出が難しいマルウェアが多くなっています。

アバストの脅威インテリジェンス ディレクターであるMichal Salát(ミハル・サラット)は、次のように述べています。「日本のインターネットユーザーを標的としたマルウェアは、メールやファイル共有サイト、違法なソフトウェアを介して拡散することが多く、ユーザーがリンクをクリックしたり、アプリをインストールする際に、慎重に判断することが重要です。アバストは、ユーザーの皆様が何かをクリックするたびに心配することなく、インターネットを楽しめるよう、脅威の検出能力を継続的に向上してまいります。」

*本ランキングは、アバスト脅威研究所が2021年1月1日〜12月31日に収集した脅威データに基づいています。