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プレス リリース

アバスト調査:日本人の4割が パートナーの携帯電話にアクセスしたことがあると回答

そのうちの3人に1人以上が相手の許可なくデバイスにアクセスしたことが明らかに

そのうちの3人に1人以上が相手の許可なくデバイスにアクセスしたことが明らかに


デジタルセキュリティおよびプライバシー製品のグローバルリーダーであるアバストは本日、よい夫婦の日(4月22日)に先駆けて「携帯電話ののぞき見」に関する調査結果を発表しました。今回の調査で、日本の回答者の4割(40%)が、パートナーの携帯電話にアクセスしたことがあることが明らかになりました。そのうち3人に1人以上(35%)は、相手の許可なしに携帯電話を見ていたと回答しています。

パートナーの携帯電話にアクセスしたことがある人の多く(76%)は、許可なしに見るべきでないと考えている一方、4分の1近くは許可なしに見ても構わないと考えていることが伺えます。また、パートナーの携帯電話にアクセスしたことがある人の3割(30%)は、携帯電話を見られたことを相手は認識していないと回答しています。

年齢別に見ると、パートナーの許可なく携帯電話にアクセスしたと回答したのは25歳〜34歳が最も多く(56%)、この年齢層だけ唯一、許可を得てアクセスした人を無許可で見た人が上回る結果となりました。さらに、25歳〜34歳の45%は、許可なくパートナーの携帯電話にアクセスしても構わないと考えていることが明らかになりました。

パートナーの携帯電話にアクセスした際に見たコンテンツとしてはメール(38%)が最も多く、続いて写真や動画(32%)、通話履歴(19%)、InstagramやFacebookなどのSNS(16%)、SMSやLINEなどのメッセージアプリ(14%)、インターネットの閲覧履歴(13%)などが挙げられました。

また、パートナーの携帯電話にアクセスした際に、半数以上(51%)が相手の携帯電話にロックがかかっていなかったと回答しました。その他、「相手が過去にパスコードやパターンを教えてくれた」(19%)、「パスコードやパターンを覚えた」(12%)、「相手が寝ている間に指紋を使ってロックを解除した」(7%)、「相手を騙して、ロック解除してもらった」(6%)などの方法も挙げられました。

アバストの最高情報セキュリティ責任者(CISO)であるジャヤ・バルー(Jaya Baloo)は、次のように述べています。「多くの個人情報やプライベートなやりとりが保存されている携帯電話に許可なくアクセスすることは、重大なプライバシー侵害であり、控えるべき行為です。実際、パートナーの携帯電話にアクセスしたことがある人の5人に1人(22%)は、相手の携帯電話で見つけたものが原因で喧嘩になったことがあると回答しています。また、携帯電話への不正アクセスはストーカー行為につながっているケースもあります。今回の調査では、パートナーのデバイスにアクセスした人の9%は相手の位置情報を確認したかった、4%は相手が知らないうちにアプリをインストールしたと回答しています。」

悪質なアプリを使ったストーカー行為の問題は、多くの国で顕在化しつつあり、とりわけ立場の弱い女性が被害を受けることが懸念されています。アバストでは人々のプライバシー侵害を防ぎ、デジタルの自由を守るべく、Coalition Against Stalkerwareに加盟しており、こうした脅威からユーザーを保護するための支援を行っています。

ストーカーウェア被害を防ぐには

ストーカーウェアとは、知らないうちに位置情報を追跡されたり、写真や動画にアクセスする非倫理的な行為を行うソフトウェアを指します。メールやFacebookなどのコミュニケーションアプリでの通信を傍受されるほか、電話での会話を盗聴されたり、インターネット上でのやり取りを同意なしで記録されたりする危険性もあります。

スマートフォンにストーカーウェアが仕込まれていると、パフォーマンスが低下することがあります。突然デバイスの動作が遅くなったり、クラッシュやフリーズが頻繁に発生する場合、ストーカーウェアが原因の可能性があります。以前は問題なく動作していたプログラムから、ポップアップやエラーメッセージが大量に表示される、奇妙なメッセージが送られてくることもあります。また、ブラウザのホームページ、アプリアイコン、デフォルトの検索エンジンなどの設定が知らないうちに変わっていた場合、ストーカーウェアがデバイスに潜んでいる可能性があります。

ストーカーウェアによる被害を防ぐには、まず、生体認証や二要素認証を設定し、あなた以外の人がデバイスにアクセスするのを困難にしましょう。さらに、信頼できるセキュリティアプリをインストールしておけば、ストーカーウェアがPUP(潜在的に望ましくないプログラム)として検出され、削除するオプションが提示されます。なお、既に感染が疑われる場合にもセキュリティアプリの導入は有効です。

デジタルプライバシーを守るには

  • デバイスへの認証方法をアップデートする:パスコードやパターンは覚えられると何度でもアクセスできてしまう脆弱な手段です。顔・指紋などの生体認証を基本としつつ、パスコードやパターンは定期的に変更をするようにしましょう。また、多くのスマートフォンは一定時間操作をしないと、自動的に画面がロックされます。自動ロックまでの時間を調整することで、スマートフォンを離れた際にのぞき見されるリスクを軽減できます。
  • セキュリティツールを使用する:iOS・Androidにて無料でご利用いただけるアバスト モバイル セキュリティは、ストーカーウェアなどの悪質なアプリを検出し、削除を促してくれます。。
  • アプリ ロック:特定のアプリを利用する際にパスコードや生体認証が要求されるよう設定することで、追加の保護レイヤーを確保することができます。アバスト モバイル セキュリティを使用すれば、機密情報を扱うアプリを保護する「アプリ ロック」を設定することができます。

調査について:

本調査は、アバストがDynataに委託し、日本国内のインターネット利用者1,000人を対象に2022年1月27日〜2月21日に実施しました。