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プレス リリース

アバスト調査:シニア層の3人に1人がインターネットを全く利用していないことが明らかに

半数以上が、家族や友人にインターネット利用を助けてほしいと考えていることが判明

半数以上が、家族や友人にインターネット利用を助けてほしいと考えていることが判明


デジタルセキュリティおよびプライバシー製品のグローバルリーダーであるアバストは本日、最新の調査結果を発表し、国内の66歳以上の3人に1人(33%)がインターネットを全く利用していないことがわかりました。調査によると、55歳〜65歳の9割(90%)がインターネットを頻繁に利用していると回答しているものの、66歳以上で定期的にインターネットを利用していると回答した人は31%にとどまりました。

インターネットを利用していない理由として、「複雑すぎる」(29%)という回答が最も多くあげられました。また、「オンライン詐欺や脅威が心配」(18%)、「インターネットに接続できるデバイスがない」(18%)、「自分の代わりにインターネットを使ってくれる家族や友人がいる」(18%)、「インターネットを利用するには年齢が高すぎる」(18%)なども理由として挙げられました。さらに、約7割(67%)がインターネットを利用しているものの、半数以上(62%)が家族や友人にインターネット利用を手伝ってほしいと考えていることも判明しました。

国別で見ると、ロシア(64%)、イギリス(55%)、ニュージーランド(53%)、アルゼンチン(52%)にてインターネットを定期的に利用しているシニア層が特に多く、日本は世界平均の36%を下回っていることがわかりました。全体的に、年齢が高くなるほどインターネットを全く使っていない人が多くなっています。

サポートがあればインターネットを利用したい人も

インターネットを利用していないシニア層のうち、約8割(77%)は自分がインターネットを使用しているところが想像もつかないと回答しました。一方、24%は家族や友人など、周りからのサポートがあればインターネットを利用しても良いと考えていることがわかりました。また、インターネット利用に自信がないと回答した人の62%が、自信がないことを気にしていると回答しています。

オンラインでのセキュリティに関しては、24%が「非常に心配」、35%が「少し心配」と回答しており、全く心配していないと答えた人が41%という結果になりました。オンラインセキュリティにおける懸念として、詐欺メールによる被害(24%)、個人情報の盗難(12%)、クラウド上の個人情報の流出(12%)などがあげられました。一方、デバイスのウイルス・マルウェア・ランサムウェア感染、企業による個人情報の流出、ウェブカメラのハッキング、ストーカーウェアや、デバイスのマイクや位置情報を悪用したストーカー行為、アプリストア上の偽アプリや悪質なアプリ、オンラインで出会った人が詐欺師だった、などの脅威を選択した人はおらず、これらの脅威を恐れている人は非常に少ないことがわかりました。

アバスト ソフトウェア ジャパン社長である藤本善樹は次のように述べています。「今回の調査で、日本のシニア層の7割近くがインターネットを利用していることが確認されました。とはいえ、その半数以上が家族や友人からの助けがほしいと考えていることから、不安を抱えながら利用している実態も見えてきています。

なお、アバストが以前実施した調査では、9割の人がインターネットのことで助けを求める場合、相手の負担になっていないか懸念しているという結果が出ていますが、その逆に頼られることを迷惑に感じる人は少ないことも明らかになっていますので、インターネットを利用する方々には、不安や懸念あるいは新しく得た情報を、お互いに積極的に話し合って知識レベルを高めあうような習慣を持つことで、より安全・安心な利用を進めてもらえればと考えています。

インターネットの脅威に関する情報は、総務省の『国民のための情報セキュリティサイト』やIPA(情報処理推進機構)ホームページ、あるいはアバストのようなセキュリティソフト会社のブログFacebookTwitterをフォローすることで最新のものが得られますので、ぜひ活用してもらえればと思います。」

調査方法

本調査はアバストがYouGovに委託し2021年9月に実施したもので、日本国内の回答者100人を含む、世界2,700人の55歳以上を対象に行われました。調査は、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、チェコ共和国、フランス、インド、日本、メキシコ、ニュージーランド、ロシア、スロバキア、スペイン、イギリス、アメリカで、電話で実施されました。