セキュリティソフトのベンダーであるAvastは本日、同社の主力製品のひとつであるPC最適化ツール「Avast Cleanup」の最新版を発表しました。「Avast Cleanup」最新版は、ソフトウェアの自動更新機能および自動メンテナンス機能が追加されており、世界で最も頻繁にインストールされているサードパーティーのPCソフトウェアを最新の状態に維持しつつ、デバイスのパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性のある重要なエラーを検知し、リソースを消費するソフトウェアを停止することができます。
Avastのコンシューマー部門プレジデントであるオンドレイ・ヴルチェク(Ondrej Vlcek)は、次のように述べています。「当社の『Avast PC Trends Report 2018』によると、家庭用PCの平均使用年数は年々長くなっており、現在では6年間に及んでいます。この結果、消費者はPC使用時に深刻なパフォーマンスやセキュリティの問題に直面しています。新品のPCでも、多数のソフトウェアがプリインストールされており、お気に入りのソフトウェアを追加することで、PCは肥大化し、比較的短期間で遅くなってしまいます。すべてのソフトウェアを最新の状態に維持することも難題と言えます。今回発表した新機能は、こうした問題を抱えるユーザをサポートするものです。」
バージョンの古いソフトウェアは、特に旧型のPCでさまざまな問題を引き起こします。特に、セキュリティや互換性については、メーカーのパッチで頻繁に更新されています。頻繁なクラッシュやプログラム内の機能の欠如などのパフォーマンスの問題も、未更新のソフトウェアが原因で発生します。消費者は、ソフトウェアの更新と定期的なメンテナンスを自動化することで、これまで以上に簡単にPCを最適な状態に保つことができると同時に、よく使用するアプリケーションの最新機能を見逃すこともなくなります。
ソフトウェア自動更新機能
本機能により、VLC Media PlayerやSkypeなど、特に人気の高いソフトウェアを自動更新します。「Avast PC Trends Report 2018」によると、これら2種類のソフトウェアは最も更新されずに放置されており、94%が更新されていません。
ソフトウェア自動更新機能は、インストール済みソフトウェアのアップデートを定期的に確認し、ユーザの操作を邪魔することなく最新版にアップデートします。ユーザは、手動でアップデートを管理することも可能です。さらに、新機能によってセキュリティ問題やバグの可能性を軽減し、ユーザは最新のセキュリティパッチやソフトウェア本来の機能をすべて利用することができます。
自動メンテナンス機能
今回発表したAvast Cleanupには、一週間に一度、自動でPCをメンテナンスする機能も搭載されています。本機能により、壊れたショートカットやシステム上の不要ファイル、ブラウザのキャッシュアイテム、トラッキングCookie、その他の履歴ログなどをシームレスかつ安全に除去し、PCを最適な状態に保ちます。
全世界の1億6,300万台のデバイスの匿名データを分析した、「Avast PC Trends Report 2018」は、こちらにてご覧いただけます。