アバスト ブラウザ・クリーンアップ、6 億 5000万個の不要なブラウザ アドオンを除去

Ask や Conduit などのいらないツールバーを除去し、ハイジャックされた検索を元に戻す無料ユーティリティー

カリフォルニア州レッドウッドシティ、2015 年 7 月 8 日 ― 世界で最も信頼されるモバイルおよび PC セキュリティ メーカーである Avast Software は本日、Avast の特許出願中技術であるアバスト ブラウザ・クリーンアップが、この 2 年間で 6000 万種以上のブラウザ アドオンを検出し、6 億 5000 万個以上のアドオンをユーザーのブラウザから除去したと発表しました。ツールバーとして追加されるブラウザ アドオンの中には、それ自体は悪質でなくても、ユーザーの検索設定をハイジャックして変更してしまうものがあり、一度インストールすると除去するのが極めて困難な場合があります。アバスト ブラウザ・クリーンアップ を使用すると、そのような不要なツールバーを Google Chrome、Mozilla Firefox、および Internet Explorer から除去し、ユーザーの検索エンジン設定を元に戻すことができます。アバスト ブラウザ・クリーンアップは以前、アバスト無料アンチウイルスの一機能でしたが、新しく独立した無料製品として Avast.com から入手可能になりました。 

「ツールバーは従来型のマルウェアではないので、大多数のアンチウイルス製品はこれらを悪質なものとして検出しません。しかし、そのようなアドオンの中には、マルウェアと同じような動作をしてユーザーを困らせているものがあります」と Avast の CEO である Vince Steckler は述べています。「今は不要なアドオンの時代に突入しています――Google も規制を強化し、広告を挿入するツールバーを Chrome ストアから排除するようになりました。Avast では、そのようなツールバーなどを多数検出しており、一般消費者セキュリティにおいてスパイウェア以来の大発生を起こしているブラウザ ツールバーへの対策に力を入れています」 

多くの場合、ブラウザ ツールバーはビデオ プレーヤーや Java アップデート、Flash アップデートなどの別の無料ソフトウェアに付属して配布されています。一般に、そのようなツールバーは、ユーザーのブラウザの下部の水平領域に表示され、ボタンやアイコン、メニューなどが含まれています。ブラウザを削除してインストールし直してもツールバーは残るという現象は、マルウェアの場合と同じです。

ブラウザ アドオンは、次のような動作を発生させるため、ユーザーの迷惑になる場合があります。

• ブラウザのホームページや検索エンジンを無断で変更する
  
• ユーザーの閲覧操作や検索を追跡する
  
• 余計な広告を表示する
  
• 検索結果を操作する
  
• ブラウザ内の空間を縦に大きく占領する
  
• 危険である可能性のある Web サイトに要求をリダイレクトする
  
• ブラウザの動作を遅くし、閲覧性を低下させる
  
• 相互に競合し、正常なアドオン処理を困難または不可能にする

アバスト ブラウザ・クリーンアップは、速度の低下やブラウザ設定の変更、検索結果の加工といったブラウザの変化が発生しているユーザーを支援します。アバスト ブラウザ・クリーンアップを使用すると、必要なブラウザ設定を指定でき、不要なツールバーを除去できます。役に立つブラウザ ツールバーもありますが、Avast ユーザーの評価では、検出された全ツールバーのうち、96 パーセントが「悪い」または「非常に悪い」でした。不要なツールバーのトップ 10 は以下のとおりです。

アバスト ブラウザ・クリーンアップは、無料版も含めたすべてのアバスト アンチウイルス セキュリティ製品に統合されているほか、独立した無料ソフトウェアとして https://www.avast.com/en-us/browser-cleanup からダウンロードすることもできます。